最も有利な状況と最も不利な状況は、同じ形をしている。
例えば、相撲で土俵ぎわに追い詰められた状況はピンチであるが、うっちゃりには最高のチャンスである。
これは、バスケでも同じ。
勝ち続けるチームは変えることをためらう。しかし、負けは、思い切ったチーム改造のチャンスでもある。
劣勢なゲームほど、「何をすれば逆転できるか」といった、チーム共有の目的が明確になり、リスクを恐れずにチャレンジできる。
意表をついた選手起用や戦術で、新たなチームの成長を体験できる。
劣勢を名将はチャンスと思い、愚将はそれをピンチと思う。
−鳥居雅夫− 参考「兵法」大橋武夫