2013年11月1日金曜日

叱ってくれる人、いますか?

山形県のとある中学校の体育館に貼られている言葉です。

「うるさい先生だな」「ウザい親だな」と思うことも多いことでしょう。それに対して、反感を持ったり不愉快な態度をとったりもすることでしょう。

そんなとき、この言葉をぜひ思い出してみて下さい。


叱ってくれる人を持つことは、
大きな幸福である。
叱ってくれ手のないことは、
寂しいことである。
どんな人でも、
より多く叱ってもらうことにより、
進歩向上が得られるのだ。

叱られて反感を持ち、
不愉快な態度を示すことは、
再び叱ってもらえる機会を失うとともに、
自己の進歩はもうそれで行き詰まりとなる。

叱ってもらうことは、
自己向上の一大資料であることを感じて、
これを受け入れてこそ、
そこに効果が生まれるのである。

修行途中にある諸君は、
叱ってもらうことの尊さを知り、
叱られることに大いなる歓びを感じる境地に到達しなければならないと思うのである。

「一日一話」松下幸之助